2012年４月
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４/６（金）
朝っぱらから強烈なメールをもらいました。
より能力の高い地球システムモデル構築のためNext Generation Ecosystem Experiment（NGEE）を行なわなければならない。極域では既に話が進んでいるが、特に今回、熱帯域のためのNGEEを進めることとなった。で、お前の話が聞きたいので、来い。金は出すから。
とのことです。送り主は、アメリカ政府エネルギー省（DOE）、メールの送信先を見ると、この分野のスター選手ばっかりですね。Jeff Chambersとかも居るし。・・・うーむ、全員、アメリカ人かアメリカで働いてるイギリス人じゃん。なんか、アメリカの国益に沿ってる集まりに見えるし（そもそもDOE主催）。・・・なんで、僕なんだ？
遠いなぁ（会合はメリーランドであるそうな）とか、こんな集まりで英語喋るのやだなぁ（そもそも、英語、喋れないし）とか、（いつものように）ブツブツ言ってましたが、決めました、行ってきます。こんなのに呼ばれるのはかなり名誉なことだし、何より、この分野のスター選手たちとお近づきになれて、データアクセスが良くなったりして、自分の研究にもスゴイ、プラスなんではないかなと思ったのですよ。これは、自分の研究を進める上でもチャンスであると捉えてます。
英語の勉強しなゃ。
４/14（土）
上で書いたNext Generation Ecosystem Experiment（NGEE）なんですが、結構大事なお客さんと見られてるようでエネルギー省（DOE）がガンガン旅行手続きを進めてくれてます。
向こうで大体の旅程案は出してきてますが、最後には、一応、僕の予定に合わせて調整してくれるとのこと。で、その微調整案をDOEに送らなきゃいけない。すると・・・この仕事は合衆国政府職員の出張という扱いだそうで、Fly America Actという法律が適用されるので微調整案を作る時は注意して、とのこと。
Fly America Actって何？なわけですが、この法律、「合衆国政府職員とその関係者の出張旅行で航空機を使う場合、アメリカの航空会社を使わなければいけない」というものだそうな。
んんん・・・TPPとか言っておきながら、自分のところは思いっきり保護政策じゃねーかよとは思いますが、ま、どうせ全部向こう持ちなんで目をつぶっておくことにします。いや、しかし、勉強になるなぁ。
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